2011年2月28日月曜日

秩父路をチィーッと歩く(秩父駅⇔西武秩父駅)

1) 秩父まつり会館内 
( アクセス: 秩父駅より270m・徒歩4分、御花畑駅より730m・徒歩8分 )

秩父まつり会館は、毎年12月2日、3日に行われる秩父夜祭に関する屋台(写真右)・笠鉾(写真左)を主とした関係資料を展示。昭和の名工の手による屋台、笠鉾、幕、彫刻は妙見信仰にちなんだ意匠を配し、昼はもちろんのこと提灯に灯をともした夜のまつりも再現。豪壮な秩父屋台ばやしの音の中、豪華な屋台・笠鉾が目前で見られる。

2) 屋台・秩父まつり会館内
( 秩父神社の目の前に位置する )

秩父神社の例大祭「秩父夜祭」は、京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つに数えられている。江戸時代の寛文年間(1661~72)には祭りが存在していたという記録があり、300年余りの歴史がある。 江戸時代には祭りとともに秩父絹の市が立ち、秩父の経済を大いに潤したといわれ、お蚕祭りとも呼ばれている。

3) 笠鉾・秩父まつり会館内

笠鉾は以前はこのように花笠を付けていましたが、大正3年に電線が敷設されてからはそれが障害となり、笠を付けない状態で笠鉾本来の姿での曳行はできなくなり、屋形姿で曳いているそう




4) 秩父神社
URL : http://www.chichibu-jinja.or.jp/keidai/index.htm
アクセス: 秩父駅より徒歩5分、秩父まつり会館目の前

本殿の正面左には、 左甚五郎作と伝えられる「子宝・子育ての虎」の彫り物
神社の社殿は、天正二十年(1592年)に徳川家康公が寄進されたものであり、
その徳川家康が、寅年・寅の日・寅の刻 生まれで有るが故に奉納!




5) 秩父神社
- 「子宝・子育ての虎」の説明立て札 -

秩父神社は、武蔵国の成立以前に拓けた〝知知夫の国〟その総鎮守である。 二千年余りの歴史を誇る関東屈指の古社であり、秩父地方の総社として、今日でも多くの崇敬を集めている。中世鎌倉時代には北辰(北極星)北斗(北斗七星)をまつる妙見信仰と習合し、秩父妙見宮とも呼ばれる。
神社の社殿は、天正二十年(1592年)に徳川家康公が寄進されたもの。




6) 秩父神社
左甚五郎作と伝えられる「つなぎの龍」の彫り物

- 境内案内板より  -
つなぎの龍は、本殿東側にある鎖でつながれた青い竜の彫刻で、左甚五郎作と言われています。「その昔、秩父札所十五番小林寺近くに「天ヶ池」という池がありました。その池に住みついた龍があばれた際には、必ずこの彫刻の下に水溜りができていたことから、この彫り物の龍が鎖でつなぎ止めたところ、その後、龍は現れなくなったという不思議な伝説が伝わっています。ご本殿東側の鎖でつながれた青い龍の彫刻こそ、この伝説に語られた「つなぎの龍」の姿なのです。  昔から日本人は、家や地域の四方を青龍、朱雀、百虎、玄武という神使が守っていると信じてきました。この彫刻も、当社の東北(表鬼門)を守護する青龍の姿を、名工左甚五郎が社殿彫刻に施したものなのです。」



7) 秩父神社
左甚五郎作と伝えられる「つなぎの龍」の彫り物
(本殿・右手東面奥に)



8) 秩父神社
左甚五郎作と伝えられる「つなぎの龍」の説明立て札
(本殿・右手東面奥に)



9) ちちぶ銘仙館
アクセス: 御花畑駅・西武秩父駅からR140超えて南東へ、徒歩5-6分
URL : http://www5.ocn.ne.jp/~orimono/index.htm

古代より秩父の郷は「知々夫絹」の産地。堅牢なこの絹織物は武家に珍重され、庶民に愛されてきた。明治の時代「秩父銘仙」の名は日本全国に広まる。ちちぶ銘仙館では、秩父銘仙の染め織り体験、展示・即売、今・昔を紹介。



10) ちちぶ銘仙館・入り口

- 参考 from http://ja.wikipedia.org/wiki/ -
アメリカ人建築家ライトが考案した大谷石積みの外装や昭和初期の特徴的な装飾との調和が建築的に非常に優れており、三角屋根の工場棟や渡り廊下も含め、2001年(平成13年)10月に国の登録有形文化財に登録された。



11) 昭和初期の雰囲気漂う渡り廊下
(ちちぶ銘仙館)

~ 木造の資料展示室・織物体験教室と繋がる ~





12) 非常に珍しい「大八車」
(ちちぶ銘仙館)




13) 昭和モダンの窓ガラス
(ちちぶ銘仙館)




14) 昭和初期の雰囲気漂う渡り廊下
(ちちぶ銘仙館)

~ (11)とは逆に、本館方向を望む ~






15) 展示室 & 織物織機体験教室
(ちちぶ銘仙館)
~ 暖房ストーブもあるが、床からの冷えと窓からの自然換気で・・・ ~






16) 南西面からの優美な本館のショット
(ちちぶ銘仙館)






17) 山神宮
( 御花畑駅東隣 )

左の大ケヤキは、山を守る神様である天狗がとまる木として語り継がれる



18) 坂上商店(豆・粉)の店先にオヤッと!
( 御花畑駅を北西に3分)

- 石の俳句 (作者名: 悲天とは・・・) -
①少しづつ 曲がって行くのが 人の道  ②人生は 一度だけなら 耐えられる 
③冥土への 土産に手折る 娑婆の花  ④竹の子の 伸び行く空の 広さかな
⑤無欲とは 時には無限の 欲である  ⑥秋立つや 一茶がふらりと 物乞いに




19) 街中で出会う便利な ”観光案内版”

この案内プレートの真上に 『(20) 勾玉 』が!



20) ”開運の勾玉”
( 御花畑駅を北西に5分- ベスト電気裏)

~ 目立たぬ豊栄稲荷、その際に立つもシッカリと勾玉に触れ ~





21) こみに亭
( 御花畑駅を北西に5分 )
URL : http://www.chichibu-town.com/mypage/ci004046/


~ 秩父の地場野菜の直売、秩父の食材を生かした創作料理・NPOの店 ~
この家屋は、大正時代のよき趣が残っており、店の婦人らからお茶を御馳走になり
御茶請けと共に、この土地の歴史と生活の一端をゆったりと聞かせてもらう一時を得る♪
写真右手に蔵の開き戸があり、中には秩父銘仙の古布が整理され陳列







22) こみに亭
( 御花畑駅を北西に5分 )
URL : http://www.chichibu-town.com/mypage/ci004046/

この写真のスペースは、ガレージセール的よろず屋の趣
天井を見上げると碍子を使った露出の屋内電気配線が目に留まる
白幕の奥の部屋で茶を所望し、茶話を! 
その右には秩父銘仙が陳列された蔵の入り口が・・・。
奥の中庭は広く、そこには武甲山伏流水の井戸がある。




2011年2月24日木曜日

秩父路をチィーッと歩く(秘湯を守る会の宿)

1) 奥深い宿への進入路
( 秩父鉄道・武州日野駅から送迎車で5分 )

2) 山奥の静かな宿はこの坂の上


3) 今宵の宿の案内看板
”日本秘湯を守る会”関連ツアーで今回は格安宿泊が実現

4) 今宵の宿到着  17:00



5) 400年の歴史をもつ静かな宿
(左:玄関 右:フロント )

食事は山菜料理がメイン。イワナの刺身に、焼き物がヤマメの塩焼き。鮪や鯛などは無く、食事のうえからも海から遠い山里に居ることが分かる。 更に食材・調理・盛付け・味わいがよく、量的にも堪能し、部屋食でこの価格。 1泊2食、福沢諭吉翁でおつりがくるとは「満足!」の一言。






6) 風呂場
( 脱衣場 )






7) 風呂場
( かやの木の内風呂 )
- 宿のURL より -
榧(かや)の木は古くより碁盤などに使用されており、榧の木を使った風呂は古来より高血圧、中風の予防になると伝わっています。当館の榧の木風呂は、この木の持つ気品ある香りとぬくもりが温泉の効能と良く融合し、入浴の皆様にそう快さとリフレッシュ感を与えてくれます。


8) 風呂場
( かやの木の露天風呂 )

客はそう居ないのか、1人ゆったりと漆黒の静けさの中で長風呂を・・・!




9) 入替え後の内風呂

湯船は、内湯に2ケと露天風呂に1ケ。 それぞれ湯温を変えている。湯温の高い順に「 内湯・小→露天風呂→内湯・大 」となっているので、3通り楽しめるとも言える。



10) 入替え後の露天風呂

ここの温泉は良く温まり、冷えにくい♪ 1人で出たり入ったり小一時間!



11) 入替え後の露天風呂

入替え前後のどちらの露天風呂も丁度良い湯で楽しめる



12) 内風呂と露天風呂を結ぶ通路


13) 入れ替わった後の風呂場
( 脱衣場 )
一晩で4回入浴もほとんど人に会わず、客は我々入れて2-3組かと!
朝、玄関の気配では、12部屋中の大半が埋まっていた様子!?





14) 宿前の山間風景





15) 宿隣の民家
( 味わい深く郷愁をおぼえる風情 )





16) 宿近間の林道
( 手入れの良い林業 )





17) 隣の宿・柳谷
( なかなか趣のある木造3階建て家屋 )








2011年2月22日火曜日

秩父路をチィーッと歩く(鉄道沿線の風景)

1) 秩父鉄道・熊谷駅ホーム  9:26am 
藤沢から湘南新宿ライン1本で乗換え無しの便利さ
所要時間(藤沢⇔熊谷)は、約2時間10分




2) 秩父鉄道・熊谷駅ホーム  9:26am 

9:30am発の電車で長瀞まで52分のローカル線の旅
ホームは年配のハイキング愛好者も多く!





3) 秩父鉄道・樋口駅  10:12am
( この駅も昭和の空気・風情を保っている )

単線運転のツネ、逆行電車の入線待合せで時間調整





4) 秩父鉄道・長瀞駅10:22am 着
( 家を出発後 4時間 )

~ 宝登山の山頂蠟梅を堪能し、2.5時間後の1pm前、長瀞駅に戻る ~





5) 長瀞駅全景
( 左:上り線、右:下り・三峰口方面、手前の踏切は駅構内用 )

~ これから右手方向に、徒歩5分で荒川・長瀞の岩畳景観を楽しめる ~






6) 秩父鉄道・和銅黒谷駅(わどうくろやえき)

和銅が採掘された「和銅遺跡」の最寄り駅
当駅から徒歩約5分で聖神社へ、和銅遺跡へは神社から徒歩約15分の距離
ホームには、直径約1〜2mある和同開珎のモニュメントが置かれている






7) 秩父鉄道・秩父駅  13:36
( 秩父の象徴・武甲山と 三峰口方面を望む )
- 不自然と思えるほどの脇線本数の多さ? -

昔は、セメントはじめ秩父名産品の出荷での賑わいを髣髴とさせる!




8) 秩父鉄道・秩父駅  13:36
( 長瀞・寄居方面を望む )

~ 観光シーズン、このホームも人人で溢れんばかりとなるのであろう ~
徒歩 5分=秩父神社、秩父おまつり会館、武甲酒造
徒歩10分=御花畑駅(→秩父市役所→秩父銘仙館)

9) 秩父鉄道・御花畑駅
( 可愛い名の駅である。 乗降客も多い )
秩父駅⇔御花畑駅 = 約900m・徒歩10分





10)  秩父鉄道・御花畑駅 
( 駅名表示の看板も可愛い )

~ 西武鉄道の西武秩父駅まで徒歩3-4分 ~

11) 秩父鉄道・御花畑駅 全景
( 長瀞・熊谷 方面を望む )





12) 秩父鉄道・御花畑駅
( 上り電車入線 )





13) 旨い・安い・早い、 ここの立食い蕎麦屋
( 御花畑駅 横 )





14) 武甲山
( 西武秩父駅より )

- 参考 from http://ja.wikipedia.org/wiki/ -
武甲山(ぶこうさん)は、埼玉県の西部、秩父盆地の南端にある山で、秩父市と横瀬町の境界に位置する。標高は1,304メートル。
別名を秩父嶽、妙見山、武光山ともいう。秩父地方の総社である秩父神社の神奈備山である。日本二百名山の一つに数えられる




15) 武甲山
( 西武秩父駅より )

- 参考 from http://ja.wikipedia.org/wiki/ -
山名の由来は、「 日本武尊が、自らの甲(かぶと)をこの山の岩室に奉納したという伝説が元禄時代の頃から定着した 」






16) 武甲山
( 西武秩父駅より )

- 参考 from http://ja.wikipedia.org/wiki/ -
武甲山の石灰岩は日本屈指の良質な大鉱床であり、可採鉱量は約4億トンと推定されている。山の北側斜面が石灰岩質であるために古くから漆喰などの原料として採掘されていた。明治期よりセメントの原料として採掘が進められ。1940年(昭和15年)に秩父石灰工業が操業を開始して以降、山姿が変貌するほど大規模な採掘が進められ、とくに北斜面で山体の崩壊が著しい。
1900年(明治33年)の測量では標高は1,336メートルを記録したが、山頂付近も採掘が進められたために三角点が移転させられ、1977年(昭和52年)には標高1,295メートルとされた。2002年に改めて三角点周辺を調査したところ、三角点より西へ約25m離れた地点で標高1,304mが得られ、国土地理院はこれを武甲山の最高地点と改めた(国土地理院の発表日時:2002年11月8日(金)14時00分)。そして、地図上では1,295mの三角点と最高地点1,304mの両方を表示することとした。


17) 秩父鉄道・武州日野駅
( 2駅先が終点の 三峰口駅 )

- 参考 from http://ja.wikipedia.org/wiki/ -
一日の平均乗降者数は約300名前後




18) 秩父鉄道・三峰口駅

- 参考 from http://ja.wikipedia.org/wiki/ -
秩父鉄道の終着駅であり、その名の通り三峯神社の玄関口である。秩父湖、中津峡などにも近い。また、関東の駅百選の第3回選定駅になっている。ただし、当駅は旧荒川村域に所在している駅であり旧大滝村域における駅ではないが、「三峰」とは旧大滝村の地名である。
※ 三十槌の氷柱へもここからバスで20分ほどの宮平バス停で下車!